子供達に
「大きくなったら何になりたい?!」
と聞くと
「おまわりさ~ん」
と答える少年達。
誰もが一度は憧れるかっこいい職業のひとつ
それが”警察官”ですね。
親御さんも皆の役に立つ大人に
なってほしいと願うものですね。
公務員だから将来安心だし、
なんと言っても正義の味方
警察官ですから・・・
2016年の
小学1年生のなりたい職業で2位
中高生人気職業ランキングで18位
自分の実力や現実が理解できるようになる
年齢になってもやはり人気の職業です。
今は色々な事件や災害が沢山起こっています。
ニュースや特番で警察官の仕事を
頻繁に見る事も増えてきているのも
あこがれる要因になっているのかも知れませんね。
警察官には階級があるって本当?
はい。本当です。
警察法第62条第1項に
警察官(長官を除く)の階級は
警視総監、警視監、警視長、
警視正、警視、警部、警部補、
巡査部長及び巡査とする
と定められています。
とするとルパン三世に
必ず登場する名脇役
銭形警部はそこそこの地位ですね。
では階級と役職を説明しましょう。
- 巡査 役職は係員
- 巡査部長 役職は主任
- 警部補 役職は交番の所長、警察署の係長、警察本部の主任
- 警部 役職は警察署の課長、警察本部の課長補佐
- 警視 役職は警察署の署長、警察本部の課長
- 警視正 役職は大規模な警察署の署長、警察本部の部長
- 警視長 役職は警察本部長、管区警察局長
- 警視監 役職は道府県警察本部長
- 警視総監 役職は警視庁の本部長
となります。
では、よく聞くキャリアとか、
ノンキャリアとかって、どういう
関係があるのか、見ていきましょうね。
スポンサーリンク
キャリア組って何?!
警察の身分は二種類に分けられます。
一つはノンキャリア組
もうひとつはキャリア組
ノンキャリア組とは
都道府県の警察官採用試験(地方公務員)に
合格した方です。
毎年15,000人の方が
採用されます。
都道府県の警察官になり、
現場での刑事や鑑識官、
白バイ隊などの仕事をします。
キャリア組とは
一種国家公務員の採用試験に
合格した方です。
毎年10人~15人が採用されます。
採用場所は警察庁で
警察官僚になる方々です。
スポンサーリンク
どうやって昇格するの?
ノンキャリア組
巡査から警部までは昇進試験を
受けて合格すれば昇格します。
キャリア組は昇進試験はありません。
では何歳くらいで警視総監になれるの?
ノンキャリア組
- 巡査 18歳~22歳
- 巡査部長 22歳~24歳
- 警部補 26歳~
- 警部 30歳~
- 警視 40歳~
- 警視正 50歳~
- 警視長 55歳~
ノンキャリア組の場合は
巡査から始まって、一番上が警視長です。
キャリア組
- 警部補 22歳
- 警部 23歳
- 警視 25歳~33歳
- 警視正 34歳~41歳
- 警視長 42歳~50歳
- 警視監 50代前半
- 警視総監 50代後半
キャリア組だと、
巡査・巡査部長を飛ばして、警部補から始まり、
警察庁で一番偉い警視総監までなる事が出来ます。
給料はどれくらいするの?
階級によって違いますが
- 巡査 320万~820万
- 巡査部長 400万~850万
- 警部補 450万~900万
- 警部 580万~940万
- 警視 600万~960万
- 警視正 650万~1,000万
- 警視長 1750万~1,100万
- 警視監 900万~1,200万
- 警視総監 1,000万~1,500万
くらいです。
こちら亀有派出所の両津勘吉は巡査長なので
820万~840万くらいでしょうか?
結構もらってますね。
ギャンブルに力を注ぐ設定でも
おかしくありませんね。
実際の警察官の仕事は
どの仕事をとっても
大変で、責任ある仕事であり
一般市民を守ってくれています。
警察官の方々がいるからこそ
日本が平和でのんびりと
暮らしていくことができるのですから
本当にありがたいですね。
さいごに
我が家の野良息子ちゃんも
保育園の時は
「おまわりさんになって
悪者を捕まえるんだぁ~」
と意気込んでいました。
あの頃はとても可愛かったです。
今ではおまわりさんの
おの字もない方向に進んでいますが・・・
出来る事ならあのまま
おまわりさんになって欲しかったと
思う今日この頃です。
でも大きくなっても警察官を
目指している人は沢山います。
今まさに猛勉強している
そんな皆さん
超難関になっている
公務員試験ですが、
小さい頃からの夢への第一歩
頑張って下さいね。