私は、自動車の整備会社で、事務をしています。
ある日、疑問に思ったことがあります。
企業や事業所の国勢統計調査、と言われる、
「経済センサス」で、自社の業種を記入する時、
うちは、自動車関係だから・・・と、業種分類の
一覧を目で追っていくと、、、
あれ?!
自動車整備業って、サービス業なんだ!
それより何より、サービス業に分類された業種が
こんなにあるなんて、知りませんでした!
じっと見入ってしまった、サービス業の一覧。
世の中のサービス業には、どんなものがあるの?
サービス業の業種
サービス業って、何だろう?
ニュアンスは、何となくわかるんだけど。
実際に、サービス業の定義や、全ての業種を
限定するのは、非常に難しいものなのです。
イメージ的に湧きやすい業種だと、ホテル・
旅館などの宿泊業や、レストランなどの飲食業が
すぐに思い当たりますよね。
でも他にも、こんなものもあります。
専門サービス業だと、
- 法律事務所
- 税理士事務所
- 芸術家業
- 興信所など
技術サービス業には、
- 獣医業
- 機械設計業
- 測量業など
生活関連サービス業には、
- 理・美容業
- 洗濯業
- 一般浴場業
- 旅行業
- 冠婚葬祭など
娯楽業には、
- 映画館
- 競輪場
- スポーツ施設提供業
- 公園・遊園地
- パチンコ
- カラオケなど
複合サービス業には、
- 郵便局
- 協同組合
その他のサービス業には、
- 政治・文化団体
- 廃棄物処理業
- 自動車整備業
- 機械等修理業
- 警備業など
ほら、こ~んなに、たくさん!
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サービス業を整理すると
このように、たくさんの業種のあるサービス業、
基本的なサービスの提供を、3つに分けることが
できます。
主なものとして、
- 情報を提供する
相談・価値のある情報・設計など - 形あるモノを提供する
食事・貸出・制作物など - 快適さを提供する
修理・娯楽・移動・能力向上など
この「提供」こそが、サービスの本質で、
「~したい」という欲求に対してのアシスト、
これがサービスです。
欲求に対してのアシストを、対価をもらって
行う生業をサービス業という、訳ですね。
このように、サービス業の業種を説明する中で、
「職種」という、混同しやすい言葉もあります。
業種と職種の違い
サービス業という大きな業界の中に、様々な
業種がありますね。
私の会社であれば、サービス業界に属する、
自動車整備業という業種、となる訳です。
つまり、業種とは、会社が行っている事業の
種類のことです。
さて、では、職種は何を指すのでしょうか?
業種よりも、よりミクロの役割を表すものです。
職種とは、会社で働く人が行っている仕事の
種類のことをいいます。
職種には、主に、
- 事務職
経理・営業事務・総務・経営など - 営業職
ルートセールス・人材コンサルティングなど - 販売職
ホール・美容師・ホテルスタッフなど - 専門サービス職
医師・介護士・保育士・通訳士など - クリエイティブ職
CGデザイナー・記者・ゲームプランナーなど - 専門職
コンサルタント・トレーダー・弁護士など - IT技術職
システムエンジニア・プログラマーなど - 機械技術職
制御設計・セールスエンジニアなど - 建築技術職
建築設計・プラント設計など - その他技術職
医薬品開発・食品開発など - 運輸設備技術職
メカニック・パイロット・警備など - 公共サービス職
公務員・消防士など
私の会社(自動車整備会社)の場合には、
- 整備士(メカニック)
- 事務職
- 営業などがいます。
多くの人の力が組み合わさって、一つの会社が
成り立っているのですね。
まとめ
美味しいものを食べたい時に、その欲求を
満たしてくれるのは、レストラン。
たまの休日に羽を伸ばしたい、その欲求には
旅行やホテル。
ストレスを解消したい時に、その欲求には
カラオケやエステも、いいですね。
そう考えると、サービス業は、私たちの生活に
密着したものですね。
自分の仕事を見つめなおしてみると、
本来の役割を見直す事ができますよ♪
私も、自動車整備業の在り方、考えてみたいです。