校長先生の退職年齢は何歳?教職員にも無関係でないあの問題!

      2018/01/31

娘が通っている小学校の、校長先生
『学校便り』に、いつも素敵な、
文章を、したためてくださいます。

もうすぐ入学する息子の時も
在任中だといいな、と思っていたら、
定年退職されました。

 
退職は年齢だから、仕方ないなと
がっかりしていたら、『再任用されました』と
4月の、学校便りにありました。

『嬉しい!』と思った半面、
このご時世、学校の先生も、公務員だけど
再任用制度があるのね、と思ってしまいました。

やっぱり、企業同様に65歳までかしら?
この校長先生には、65歳までいてほしいけど。
気になるので、調べてみましたよ。

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定年退職は60歳

定年退職は、公立学校の校長先生始め、
教職員に関しては、文科省からの通知と
都道府県の条例で、60歳と定められています。

 

ただ、例外として、以下の定めもあるんです。

任命権者は(中略)人事委員会の承認を得て、
一年を超えない範囲内
期限を延長することができる
ただし、その期限は、その職員に係る
定年退職日の翌日から起算して
三年を超えることができない

要は、任命権者である、都道府県や市町村の
首長が、人事委員会の承認を得れば、
場合によっては、

最長で63歳まで、校長として、
勤めることができます。

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やむを得ない事情 その1

実は、学校現場では今、管理職不足
特に、副校長や教頭の、なり手不足が
深刻化しています。

校長も、例外ではありません。

背景には、校務の激化が、最大の原因と
言われていますが、大量定年退職の
時期と重なっている
のも、一因です。

 

なので、現状として、特に都市部では

60歳で定年退職しても、本人の
同意が得られれば、最大で63歳まで
再任用されることが、多いようです。

 

やむを得ない事情 その2

これは、長らく言われてきたことですが、
校長含む、公務員、私立学校教職員が
加入している、共済年金

民間の会社員でいうところの
厚生年金の部分ですが、

これが、平成27年10月から
厚生年金に統合されました

 
これまで、不公平だと言われていた
年金制度にメスを入れた事で、
退職年齢に、変化が訪れそうなのです。

 

共済年金廃止

年金制度は、これまでは

  • 1階層:国民基礎年金(20歳以上全員加入)
  • 2階層:厚生年金(民間会社員の上乗せ制度)
  • 2階層:共済年金(公務員、私立学校教職員の上乗せ制度)
  • 3階層職域部分(共済年金の上乗せ制度)
  • の3階層に、区分されていました。

    図で表すと、こんな感じです。

    企業年金は、一部の大企業にしか
    導入されていないので、一般的には
    会社員の年金は、2階層でしょう。

    そして共済年金ですが、
    お得感満載だったので
    批難の的に、なってしまったんです。

     
    お得だった一例を挙げると、

         共済年金 厚生年金
    受給権者死亡時の給付範囲 遺族+相続人 生計を同じくしていた遺族
    遺族年金の転給 受給中、子供がいない妻が死亡した場合、父母などに支給される 受給中、子供がいない妻が死亡すると、遺族年金は支給されない
    保険料率(平成26年4月)年収ベース 公務員共済:16.57% 私学共済:14.18% 厚生年金17.2%

    因みに、保険料率は公務員共済は平成30年、
    私学共済は平成39年に18.3%で、
    厚生年金に統一されるのでご安心を。

    それが改正され、
    以下のようになりました。

    ただ、職域部分が廃止されたと言っても、

    『年金払い退職給付』という名前で残り、
    いわゆる、企業年金のような形で退職後に、
    支給されることが、決まっています。

     

    将来的には65歳に?

    とは言え、誕生日が昭和36年4月2日以降
    校長はじめ、教職員は全ての年金の受給年齢
    65歳からなので、60歳で退職すると

    5年間の無給・無年金期間が生じます。
    それは、さすがに辛いですよね。

     
    という訳で、各自治体の条例により、
    段階的に、65歳まで再任用が可能になるよう
    検討されつつあるようです。

     
    但し、そうなると、
    今度は、別の問題も発生します。

    • 新規教職員採用に、支障が出る可能性がある。
    • 再任用職員への給与は自治体からの
      支出なので、財政的にゆとりのある
      地域に、限定される可能性がある。
    • 制度は調っても、管理職は
      戻ってくるのか?

     
    年金制度を一本化したのは、
    世間の非難を、とりあえずかわしただけ
    そう見えてきたのは、気のせいでしょうか。

     

    おわりに

    我が子が通う、小学校の校長先生には
    65歳までいてほしいなぁと
    思っていたのですが。

    調べてみると、年金制度を1本化したところで
    退職金の部分が、優遇されたままなので、

    教職員生活を『校長』で終えた先生は、
    恐らく、65歳までは働かないのではないかと
    個人的には思います。

    惜しまれる先生ほど、長くはいない…
    春は、出会いと別れの繰り返しの季節と
    言われますが、

    大人の世知辛い事情は、そこには
    あまり、絡めたくなかったですね。

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     - 公務員に関すること